ご意見

厳選された商品がたくさん陳列されていて、いつもつい長居し楽しくお買い物をさせていただいています。添加物が嫌いな私にとってありがたいお店です。いつも原材料欄はチェックして買っていますが、つい気が緩んで見ずに、お漬物を買って帰って家で見たら、合成保存料がはいっていてがっかりしました。入っていないお漬物をお願いします。
いつも当店をご利用頂きまして有り難うございます。ご指摘の添加物の件ですが、いつも大変考えさせられる問題ですが、食品の小売りという立場では避けて通れない問題でも有ります。当然の事ながら、全商品が無添加で有るのが理想で、出来るだけ理想の品揃えに近づこうと日々努力をしているのですが、現実にはそのような店舗づくりは現時点では不可能です。

食品添加物は、保存料、着色料、甘味料、増粘剤、酸味料、香料・・・、と多くがそれぞれの目的のため使用されていますが、私どもがそれらを用いた食品を採用するか否かと言う場合、「リスク」と「ベネフィット」という観点から判断しております。農薬を例に取れば分かりやすいかと思います。私どもも、勿論消費者のかたも無農薬で栽培された作物が欲しいのは当然です。それ以上に農家の方々は農薬など用いずに作物が作れればこんなにいいことは無いと考えておられます。農薬のコストが不要になるし、なにより自分たちの健康と命への不安が無くなるからです。毎年、日本では約100人前後の方が農薬で亡くなっています。それは農薬使用時の事故と自殺が大半を占め、消費者が直接農薬で亡くなる事例は全くありません。日本の農業の生産量に占める無農薬有機栽培での作物の割合は約4パーセントに過ぎません。今後、農業基本法の改正(詳しくは、社長日記の藤本敏夫氏講演をご覧下さい)もあり、パーセンテージは大きくなるでしょうが、いきなりの増加は勿論期待できません。

では、何故農薬や化学肥料を使うのでしょうか。それは、一言で言いますと、それらを使わないと売り物になる作物が出来ないからです。(凄く乱暴な言い方ですが・・・)売り物になる作物が出来ないと農家は生活が成り立ちません。農薬や化学肥料を使わず、しかも美味しくて見場の良い作物を消費者は求めますが、それは農家の立場からはわがままと断言しても良いことなのです。あらゆる機会をとらえて、農家の方々に有機農法の啓蒙はしていますが、化学薬品が作物を通して人の体内に入るかも知れないという「リスク」と、農業生産量と食糧自給率の維持や農家の生活という「ベネフィット」を考えた場合、農薬や化学肥料は使わざるを得ないと私どもは考えています。

今回の保存料の場合、今回の商品はおつけ物でしたが、漬け物という発酵食品は殺菌せずに商品として販売される場合が多いものです。ですから、時間の経過や温度の変化により発酵が進んでしまい、変質や腐敗によりお客様が召し上がる時点で、全く本来とは違った味のものになる可能性があります。添加物まみれの食品を販売するのは全く本意ではないと同時に、お客様に変質や腐敗した商品を販売してしまうのも全く本意ではありません。従って、食品添加物の使用は、それぞれの目的と使用量などを生産者と共に話し合い、なくせる物は極力なくし、量的に減らせるものは賞味期限が多少短くなろうと減らす方向で努力していただいています。

無添加のおつけ物はこれまでに取り扱いはありました。しかし、殆どリピートがなく、お客様のご支持が得られないと判断し取り扱いを中止いたしました。これからもより安全で美味しい商品を開拓していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。