6月28日。 関西国際空港を17時丁度に出る大韓航空KE726便でソウルへ向かった。インチョン空港に着いたのは、定刻通り18時50分。空港には、桂で韓国料理店をなさっている辛さん (女性)とTACOMA-KOREA社長の朴社長が待ってくれていた。朴社長の運転でソウルに向かう。辛さんと朴社長は、亀岡に工場を建てて、キムチの製造販売の事業を始める予定だ。

ホテルにチェックインする前に食事をすると言うことで、南大門付近の市場に向かった。路地の入り口には「第三回観光特区 南大門大祝祭」とのアーチが掛かり、凄い人出だ。 ソウルは当然のことながらWCで盛り上がり、あのTO BE THE REDSのTシャツを着た若者が溢れて応援歌がボリューム一杯に流れている。

この商店街は三つの顔が有るという。 一つは、朝から夕方まで観光客や一般相手に、主に衣料品を中心に販売する。二つ目は、夕方から真夜中まで屋台が並んで食事が出来る街になる。三つ目は真夜中から5時頃まで、地方から買い出しに来た業者相手の、卸売りの街になるのだ。付近の比較的広い道には、観光バスが所狭しと並んでいる。このバスで地方からやってくるそうだ。 歩くそばから「社長! 食べていって」と声が掛かる。在日の辛さんにも声が掛かる。朴社長曰く「彼らは靴を見て見分けるんだ。日本人は良い靴を履いているから。地元の人は此処に来るのに、良い靴は履かないからね。そして顔も日本人と韓国人とは違うと言ってる。」日本はなんと社長の多い国なんだろ。 豚足や饅頭の専門店も有るが、屋台ではおおむね雑多な食べ物を食べさせる。各種チヂミ、焼き鳥、豚の耳、豚の腸に春雨と血を詰めたソーセージ風のもの、「おでん」と呼ばれる、薄っぺらい練り物を串に刺して煮込んだもの、豚の肺やレバーをゆでたものなどや、いいだこ、海老、たいらぎ、愛知県の大アサリに似た二枚貝、ヒラメなどの刺身まである。 面白いのは、日本の巻きずしに似たチンパンと呼ばれものだ。外見は巻きずしだが、ウィンナーだとかが巻かれている。チンパンには必ずたくあんが添えられる。機内食で軽く済ませていたので、少しづつ色々食べようとしたが、少しはダメと言われる。豚足なら豚足を大皿に一杯でないと売れないと言うのだ。大抵の屋台のおばさん達は愛想が悪い。 屋台に腰を下ろし、豚足、耳、ソーセージ等をつまみに長寿と言う酒を飲む。微発泡のマッコリの様な酒で、少し甘みがありさっぱりとしたなかなか旨い酒だ。料理は一般に味が薄い。海老や貝などの塩辛が小皿に盛られて、これらは味噌を付けて丁度良い。キムチと生のニンニクは定番で、無くなるとすぐに追加してくれた。ソウルのキムチは薄味で唐辛子の辛みも強くない。むしろ日本で食べるキムチの方が辛いぞ。