朝、メールのチェックをしていたら、事務所にいきなり胴間声が響き渡った。
「タバコを捨てぃ!」
目を上げると真っ赤な顔をした下着姿のオヤジが息を切らして鬼哭啾啾と睨み付けていた。不得要領、何のことが訳が分からず当初周章狼狽したが、一応オヤジの言い分を聞いてみると、このオヤジは近隣に住んでいて、奥さんが車を発進させようとすると後ろからトラックがクラクションを鳴らして警告し、奥さんを睨み付けて走り去り、それが弊社に荷物を下ろした。だからお前の所はけしからんとの主張であった。

冷静に考えれば、トラックは事故を未然に防ごうと警告の合図をしたのであり、普通何も無ければ警笛をならすようなことはなく、奥さんが後方確認を怠ったか不十分であったのではないかと容易に想像がつく。睨み付ける事は法を犯した事にはならない。第一、その運転手は「いつも睨み付けている様な表情または顔をしている人」なのかも知れない。

またこのトラブルは純粋に奥さんと運転手との問題なのであって、現実に事故が起こったわけでもないので運送会社との問題でもない。勿論弊社とは何の関係のないことは明白である。

スーパーマーケットは客商売であり、近所合壁とは良い関係を保つべきなのは当然であるが、このような牽強付会な主張に唯唯諾諾と従ういわれはない。大喝一声、恫喝、傍若無人な振る舞い、針小棒大な屁理屈に強い者が優勝劣敗を決定する世の中はやっぱりおかしいよ。何もかも自分のことは棚に上げて、全て人のせいにするような国、団体、人は軽蔑の対象だ。