土壌中には無数の微生物が存在しているのだけれど、植物の根は、その表層部分が はがれ落ちたり、分泌物を出したりして自分の味方になってくれる微生物たちを引き 寄せている。そういう範囲を根圏といい、概ね根から5mmの範囲だ。

根圏微生物たちは有機物を無機物に分解して植物根に供給するとともに、アミノ酸・ 核酸類・有機酸・ビタミン類・ホルモン等を分泌してる。

それに対して根の方は、炭水化物・アミノ酸・有機酸・活性酵素・成長促進または 抑制物質等を出してあげると、それらを求めて微生物たちは根圏にひしめき合う。

このように根圏では微生物と植物はお互いにギブアンドテークの関係で互いに影響 しあっている。ただ、植物は自分にとっておいしい物質を分泌してくれる微生物群を 侍らしたいので、植物によってハーレムの内容は異なる。当然だな。また根圏外の条 件、すなわち土壌のphや有機物の種類や量、土質等によって制約を受ける。極端な話、 国中にブスしかいないのに喜び組を作れって言っても無理だということ。

これらの根圏微生物は作物の種類と土の性質をうけて様々な相が作られるのだけど、 収穫後跡地に何らかの影響が残る。連作障害は微生物の影響が多いんだけど、前作の 微生物相が悪い形でのこって影響するからおこる。