時間を置かずに出されたのが「蒸し鶏」

ネギオイルが特徴的で、これは商売にも使えるぞとほくそ笑む。

二番目の主役アワビが出てくる。
 
見てよ、この照り輝くお姿を! このアワビ、乾鮑(ガンパオ)といわれる干しアワビを戻して調理したもので、生のものより遥かに味が凝縮されて旨い。かめば噛む程味が涌きだしゴックンするのが惜しい程だ。あまり知られていないけど、干しアワビ、するめ、干しナマコ、フカヒレは江戸時代から中国向け輸出商品として重要な産品であった。干しアワビは、青森の大間や岩手の大船渡吉浜産のものは最高級品として非常な高値で取引されている。問屋街である油化街の乾物専門店で「日本吉品鮑」とあるのが吉浜産。

ど真ん中に鎮座ましましている。流石。

干しアワビを作る作業は工程が多く、それぞれに細心の気配りが必要で、完成までに一ヶ月以上かかる。以前吉浜で干しアワビ作りを見学したが、リアルサザエさんを体験した。ドラ猫が天日に干していたアワビを加えて持って行ってしまったのだ。カラスにもやられることもあるという。

干しアワビの調理もまた手間がかかる。小さいもので4時間、大きいものになると8時間も蒸すという。オーソドックスなオイスターソースでの味付けは、それはそれは結構なものでございました。

さてさて、次のお料理は龍蝦こと伊勢エビのガーリック風味蒸し! またまたでかい。

身を外せばこんなんで

みそを付けて召し上がりました。

「あんたいい男だからサービスしとくわね!」とおばちゃんが言ったような気がして、妖艶なウィンクとともに人数分出してくれたのが蓮の実のおこわ。

白い小さな実が蓮。細かな繊維状のものは干し貝柱。あと味付けに金華ハムと干しえびも入っていた。それらの甘みと旨味で蒸し上げられた餅米はなんたる旨さ。

このおこわには秘密があり、容器をひっくり返すと小さな穴が開いていてこの穴から蒸し上げるらしい。この容器どこに売ってるんだろう。欲しいな。

最後に青梅のゼリーとフルーツのデザートで締めくくった。お勘定を頼むと、台湾ビール2本を含め、日本円で約7000円。えっ。ほんまかいな。一桁まちごうてんのとちゃうか? 値打ちあるなぁ! と一同満足いたしました。

ここで再びiPhon登場。「旨かったよねえさん。次に台湾に来たらきっとまた寄るぜ。それまで達者でな。霧笛が俺を呼んでるぜ。アバヨ」と書いて翻訳を見せるとおばちゃん大喜び。勘定は負けてくれなかったけど、店の名刺くれた。

続く・・・。