食事後、奄美パーク内の田中一村記念美術館を見学。奄美を愛し、奄美の自然を描いた画家。晩年の絵はもうモダンアートだ。その後名瀬にあるスーパーマーケット「グリーンストア」さんにお邪魔する。グリーンストアさんは奄美市内に4店舗店開されており、里社長と夫人である専務、そして二人のお嬢さんが中心になって経営されている。入船店を見せてもらったのだが、それはそれはにぎわっていて奄美では一人勝ちじゃないの?とうらやんだ。

夕食は奄美の郷土料理店「喜多八」へ里社長に連れて行ってもらう。

知らなかったのだが、奄美の郷土料理店の多くはメニューが無いらしい。アラカルトは無く、その日のコース料理オンリーだそうだ。

一番目は島らっきょと豚の耳のピーナッツ味噌和え。

島らっきょはシャキシャキした歯ごたえと、なんと言うのか独特の清涼感が旨い。グリーンストアの店内にピーナッツの粉末があり、何に使うのだろうと思っていたがミミガーで納得。

次は土佐で言うチャンバラ貝

こちらでは飛び貝(方言で教えてもらったが忘れちゃいました) 先っちょの爪のような物を海底に引っ掛けて海中を飛ぶように移動するんだと。

これは手前から厚揚げ・しいたけ・カンパチの昆布巻きの焚き物。

蛸とカジキマグロの刺身。

昔は奄美には山葵が無く、酢味噌で刺身を食していたらしい。私は幼稚園まで大分で過ごしたが、当時マグロという魚は普通には出回っておらずマグロと言えばカジキマグロであったのを思い出した。

こちらは塩豚で炊いた冬瓜。

塩豚というのは奄美の保存食で、名前の通り豚肉に塩をすり込んだ物。薫製にする前のベーコンだな。これはなかなか旨い。

こちらは油うどん。

里さんの話では、奄美にはラーメン屋は幾らでもあるがうどん・そば屋は滅多に無いらしい。有っても旨い店は皆無だそうだ。そういゃ二軒行ったスーパーでも、生のうどん・そばの品揃えは貧弱で申し訳程度であった。地元の人のニーズがなく、その代わりどこの家庭でもうどんや素麺などの乾麺はたっぷり用意しているらしい。この油うどん、あっさりとして麺にこしがありなかなかのものだ。病み付きになりそう。

奄美のおにぎりは卵の薄焼きに巻いてあるのが定番。中のおにぎりには鰹節が。
 

〆はアオリイカのスミを使ったスミ汁。 なんとコクのあることか!

食するまでは、奄美の郷土料理ってきっとコベコベギトギトなんだろなって 根拠も無く勝手に想像していたのだが、決してそうでは無く、薄味にすべきは薄味に、濃い味にすべきは濃い味にときちんとメリハリのある、とっても旨い料理ばかりでした。里社長ごちそうさまでした。
つづく・・・

P.S. 山椒の種オイル
「完熟赤山椒」を作るとき山椒の種が大量に出る。

その使い道の無い山椒の種を搾ってみた。

亜麻仁オイルのまずさ+山椒の刺激+エンジンオイル並みの粘度。罰ゲームにしか使えない。

検査する気もないけど,オメガ3の脂肪酸が多そうな予感。
欲しい人あげます。