日本唯一の油揚げレストランと油揚げ

福井県は全国一油揚げの消費が多い県だそうだ。以前、谷口誠社長の奥様が「県民が貧乏なだけじないの。」とおっしゃっていたが、油揚げはタンパク質・炭水化物・脂肪の三大栄養素を全て含む優良な食品である。福井県民よどんどん食べなさい!

油揚げの老舗谷口屋は福井県と石川県の県境、竹田と呼ばれる山の中にある。創業は大正14年。谷口社長のおじい様が廃業した豆腐屋を買取り創業された。当時の村の人口は約3000人で谷口屋を含め豆腐屋は三軒有ったが、商売は成り立っていた。昭和3年からは大本山永平寺に油揚げと豆腐を納めるに至った。

三代目の谷口社長は卒業後家業を手伝いながら21年間郵便局に勤め、退職して本格的な修行に入ったのだが、その頃人口は半減していた。地元だけでなく外にも売れる商品の開発に迫られていた。もともと谷口屋の豆腐は白山禅定の清水(はくさんぜんじょうのせいすい)と名付けた地下水に恵まれていた。
国産大豆に天然にがり

を使って旨い豆腐を作り、
高価だが「竹田の油あげ専用圧搾なたね油」をメーカーと開発。

どこに出しても恥ずかしくない名物油揚げが完成した。

一辺が約15cm厚さ約4cm。一見して厚揚げのように見えるが、決してそうではなく、あくまでも油揚げなのだ。断面を見て頂きたい。

厚揚げの様に中はまだ豆腐の様でもなく、油揚げの様にすかすかでもない。まるでスポンジケーキの様な気泡ではないか。

工場にはこのような二層のフライヤーが10台程設置され、職人さんが絶えずひっくり返しながら120℃の低温で約40分、その後約180℃の高温で10分、合計50分も揚げる事でこのような気泡が出来上がるのだ。 でも50分もフライヤーの前で作業するのは大変な仕事だなぁ。

できたてを頂きました。

四つに切り分け

大根おろしと刻み葱を盛り上げ

完熟赤山椒と醤油をかけて試食しました。

ハホハホハホ。中のスポンジはたまらなくジューシーで外の皮はフランスパンの様に香ばしくカリッとして旨い。赤山椒とはベストマッチングでした。納豆と大根おろしもきっとイケル。鍋料理には食べやすい大きさに切ってそのままで!