よく「フレンドフーズは高い」というお言葉を頂戴します。たしかに大量生産された商品よりも高い物が多くなっているのは事実です。でもうちがボッタクッているわけじやないんですよ! また今期も赤字でした。

食品業界における技術革新は「早く」「安く」「大量に」を目指してきました。伝統的な製法なら少なくとも二年かかる醤油が数ヶ月で出来たり、原料の豚肉の1.2~1.3倍に出来上がるハムや、60キロの大豆から10トンも出来る豆腐などは技術革新のたまものでしょう。でもこのような技術革新は作り手と売り手のための技術革新で、決して消費者の為のものでは無いと思っています。

大量生産された商品は大量消費されなければなりません。従ってこれらの消費者価格は「買いやすい価格」=「値頃価格」でまず上代が決定されます。それから小売店・問屋のマージン、流通経費、容器包装代、広告費、メーカーマージンなどが差し引かれ原材料費が決められます。限られた原材料費のなかで、それなりの消費者に受け入れられリピートされうる商品を作らねばならないのですから、本来のものに近づけるために添加物が必要ともなります。

私たちがおつき合いしている生産者の方々は、「こだわって」いません。原料を厳選するとか手間暇を惜しまないとかは当たり前で日常のことなんですから。この人達の商品価格の決め方は上記の全く逆で、原料がこれだけ、作り手の会社・家族の維持費がこれだけ、小売店・問屋のマージンがこれだけ、流通経費がこれだけ、と経費を積み上げていきます。ですから大量生産された同じ種類の商品よりも高くなる場合が有るのは当然かも知れません。

でも一度しかない人生。それも自分の力ではどうにもならない事の多い人生なのですから食べる物ぐらいは納得行くものを美味しく食べられたら、人生よほど楽しくなると思いますがいかがでしょう?

ここでは、食に関していろいろ書いて行きたいと思っています。ご意見をお聞かせいただけたら幸いです。