海苔の大産地である諫早湾で養殖の海苔がほぼ全滅し、干拓のための堰のため海中の微生物バランスが崩れたことが原因か、といわれています。また、大好きなタイラギもとれなくなったらしく、あんな旨いものが食べられなくなるのは絶対ゆるせん。

思えばこの百年、人間はしょうもないことをやりすぎてきました。化石エネルギーを使い倒し、温暖化を招き、オゾン層に穴をあけ、環境ホルモンをまき散らし、自然界には無用なものなど一つもないのに、動植物の絶滅を招いてきました。

以前、地球上の総ての食物連鎖の元は土だ、と申しましたが、山の栄養やミネラルを川が海に運び、植物プランクトンが増え、動物プランクトンがそれを食べ、小魚や海老などがそれを食べ、大型の魚がそれを食べる・・・。と、海でも山の栄養・ミネラルが必要なんです。それなのに川をせき止めるなんて、海苔が全滅するのは当然で、完全な人災です。第一、減反政策をしておいて農地を広げる必要なんてないやろ!

堰を開けるのは当然。宮城県の畠山さんという牡蠣の養殖義業者は、仕事を息子さんに任せ、山に木を植える運動を続けておられます。山が豊かにならないと海が死ぬからです。この運動により、山村と漁村の交流も生まれ、海を見たことの無かった山の子どもは漁村で学べ、海の子ども達は山の生活を経験出来ました。

以前アメリカに羽のない鶏を作った者がいました。羽に回る栄養がもったいないという事を考えたのです。また密植し、単位当たりの生産量を上げるため、葉のない大豆を作った者も居たそうです。結果は、羽のない鶏は寒いので餌をよけいに食べ、鶏舎にエアコンが必要になりました。大豆は肥料代がよけいにかかり、大損したそうです。

もういい加減いらんことはやめよう。どんな進んだ学問や技術であっても、しょせん人間なんて浅はかなものだと思います。遺伝子組み換え作物だって、微生物は遺伝子のやりとりをしょっちゅうしているのだから、数年、あるいは数十年の間には、とんでもないことになっていると思いますね。