うちの息子が生まれたとき、仮死状態で生まれてきたと後から聞かされました。無事退院し、支払いを済ませると、内訳に「蘇生料5000円」と書いてありました。この5000円は値打ちあるわ!。

菜っぱ類を市場から仕入ると、必ず「蘇生」という作業を行います。植物は土に植わっているときには、葉の表面にある「気孔」という穴から水分を蒸発させ、根から水分と栄養を吸い上げます。これを「蒸散作用」といいます。ところが収穫後もこの蒸散作用は続き、根からの水分補給が無くなったのに、葉からどんどん水分が出て行くので「しおれる」結果になるのです。

従って新鮮さを保つために、入荷後すぐに根を切り、冷水にしばらく漬けて加湿器の付いた冷蔵庫で保存します。つまり、細胞に失った水分を補給し、蒸散作用がしにくい環境、低温高湿度においてやると土に植わっていた状態を取り戻すのです。

水の温度や漬ける時間は、気温や植物の状態によって変わってきます。冬には辛い作業なんですよ。

そして、冷蔵庫での保存や売場での陳列は、必ず立ててやります。植物には「背地性」という性質があり、風などで倒れてしまったとき、地面に背向いて太陽に向かう性質で、植物にとっては多大なストレスなのです。菜っぱ類の保存はできるだけ立ててするほうが、傷みが遅くなります。特に菊菜はこの性質が強いので、すぐに丸まってしまいますね。

背中の痛みはだいぶ収まったのですが、長時間座っていると非常に患部がだるくなります。がんばって日記を書こうとしていますが、日によってお休みしなければならないかも知れません。その時はお許し下さい。

おまけ
大根を切らずに「す」の入りを見分ける方法。一番外側の葉の断面に「す」が入っていれば大根にも「す」が入っています。