なにを隠そう、私は増田岩手県知事から委嘱を受けた「銀河系いわて大使」なのだ。これからは知事閣下とお呼び!

ちょうど一昨年の今頃、一箱のリンゴが増田知事から送られてきた。品種はサンフジなのだが「いわて純情りんご みつ姫」と名付けられ、栽培数量が少なく、これまで県内のみの流通でしかなかったものを、大使諸君の評判がよければ栽培面積をひろげようとのことだった。

まず箱を開けて驚いた。甘酸っぱい香りが強く周りに広まったのだ。色は美しい真っ赤な色で、フジであっても縦縞がない。半分に切ってみると「蜜」の量が半端でない。この蜜は、アメリカなどではウォーター・コアと呼ばれ、腐敗が早いことから敬遠されているが、リンゴの葉で作られたでんぷんがソルビト?(糖の一種)進化し、それが果実に運ばれ、気温の外気差により糖に転換されずにそのまま残ったもの。つまり樹上で完熟させてから収穫された証拠である。とにかく甘く、酸味とのバランスも抜群である。また、非破壊検査により豊富な蜜の入り様と糖度15度以上のものが選別され、みつ姫として出荷される。

このようなおいしいリンゴが出来るのは、「わい化栽培」と「無袋栽培」によるところが大きい。(詳しくはこの日記のバックナンバー「リンゴの話」をご覧ください)それに加えて、果物や野菜は外気温の差が大きいほどおいしくなるが、岩手ならではの温度差がこのりんごを作ったといえるだろう。二年ぶりに食べたみつ姫は、裏切ることなく感動を与えてくれた。