新留さんのお話

動物の糞尿は生や半生の状態で土壌に入れれば、有害なアンモニアガスが出ます。アンモニアガスが充満していると植物の気孔は閉じ、蒸散作用しないので肥料が吸えません。光合成も出来ないので成長せず弱っていきます。その弱った状態に虫や病気が付くのです。

完全に糞尿が熟成されていれば土の中で微生物によって硝酸態窒素に変わります。それが電気的に植物の中に良く吸収され、土壌中のいろんなものと共に吸い上げると、植物はエチレンを初めとするホルモンを出して病虫害から自己防御します。エチレンガスは病原菌が付くと一瞬で消毒し、虫が付いても付いたとたんに気孔からガスを出して追い払います。植物にはそんなメカニズムがあり、良い有機物を土に入れていけば農薬などいらないのです。農業というものは、土の栄養をトマトの形、イチゴの形として持ち出す事なのですから、減った分だけ戻してやればまた同じように育つのです。

上村さんにも、3個しか生らないというのを5個生らしましょう、そして段数も増やしましょう。植物には無限の可能性があるのですから、という話をしました。最初は少ない面積で恐る恐る始めたのですが、1個よけいに生らしたら反当たり100万円違う、2個よけいに生らして、17段しか無理だといっていたのを今は21段から23段です。ハウスでのトマト栽培は季節に反したやり方ですからどうしても受粉にホルモン剤を使わなければならないから奇形が多く、秀品率が40%以下だったのが今では95%以上になっています。

農家もお店も安心できるよう、価格も一年間の最高値と最安値の中間で、一年を通して同じ価格です。味も一定ですから、食べられる方も安心です。期待に反しないということを生産者にお願いしています。

今から45年位前までは、何を食べても体に悪い物は有りませんでした。しかし、戦後近代農業という、化学肥料での栽培が学問的に体系化されたものですから、窒素・リン酸・カリというものを教え、猛毒の塩化カリウムなども使いだしました。硫酸・アンモニア・塩化カリウムなどを使って、ハウスの土は塩基障害になるような指導をして行き、「塩基障害がでたのでハウスを移動した方がいいですよ。」というようにおっしゃっていました。

農家の人達には、全くのサラ地にハウスをたてて、化学肥料を使えば1年目はすごくいいのです。しかし、一生懸命頑張っても、年毎に収量はガタ落ちです。そして農薬が必要になって、最後は財産を失う。これではまずいなと考えて、安全なものを作るため農家を廻って訴えたのです。今食べるものが、少なくとも体に害にならないものにすることが優先順位の一番です。

そこでどうしたかといえば、電子の集合体が電気です。電子の移動を電気が流れるといいます。総ての動植物には微弱な電気が流れています。ですから電流が流れている間はいきている、電流をオフにされたらご臨終ということです。

それでは電子はどこから取り入れるのかといえば、今までは宇宙空間がマイナスに帯電していました。電子の持っている電荷をマイナスイオンといいます。マイナスイオンのある間は、降ってくる雨も酸性ではありません。プラスイオンに帯電すれば、雨は酸性雨になります。pH濃度は水素元素の多いか少ないかで決まります。今、プラスイオンである水素イオンがいっぱい増えています。

その原因は、農家の方には絶対教えず使わさせている化学肥料が大方なのです。地球温暖化も原因はCO2といいますが、No2という窒素酸化物が大方の原因なのです。しかし、食ということを考えた場合、化学肥料がないと作物が作れないのですね、そしたら食糧危機がすぐやってくる。だからこれを発表できないのですね。しかし、いずれ発表せざるを得ないでしょう。ですから私どもでは、化学肥料や農薬を使わずとも出来ますよと言えるように、全国にあるいは世界に伸ばして行くことが先決でしょう。