上村ファームを出て、熊本県山鹿市の(株)ジェムの本社に向かいます。ジェム本社では代表取締役会長の新留勝行さんのお話を聞くことが出来ました。新留さんは1943年鹿児島生まれです。30過ぎの時狭心症の症状に加え下血が起こるようになり、鹿児島市立病院や鹿児島大学病院での検査で心臓は狭心症、腸は末期の癌で、余命2~3ヶ月と分かりました。

癌によいとされるあらゆるものを試しましたが、ある日立ち寄った農家で電子イオン水の存在を知りました。最初にこの水を飲んだとき、腹部が暖まったような気がして、とても気持ちが良かったそうです。その後「電子」を研究して、電子がいかに体に大切かを実感して、この水に賭けてみる決心をしました。

毎日夏場で7~10リットル、冬場でも3リトル以上を飲み続けたところ一日20回もの下血が半分となり、その後段々回数が減っていって、半年後には下血はなくなり、一年半後には癌が完治しました。実際にお目にかかると、とてもその様な大病をされたようには見えず、とても血色の良いお顔をなさっています。新留さんは、この経験から多くの人に健康になって頂きたいとの思いから、この会社を興しました。

25才の頃、農機械メーカーである大阪のクボタに居り、慣行農業では、病気は出て当たり前、虫は付いて当たり前だったのを、本当にそうだろうかと疑問を抱き、京都大学の農学部に出入りして、高橋さんという教授と仲良くなりました。その先生に植物の生理上の電気的なことを教えて貰いました。しかし農家は、植物の生理に合った農業をしているかと言えば、全く逆の事をしていました。そこでこれまでの農業の経験と、微生物と電子の研究から「ジェム有機肥料」を完成させて、農家に普及を計っていきました。