「2020AIM」という流通業界の専門雑誌に弊社が紹介されましたので、編集部のご了解を得てご覧頂きたいと思います。
『2020AIM』より抜粋 その2

NB商品のない店 POPの説明で購買増

周辺の顧客は当然戸惑った。いままで購入していた商品が突如フレンドフーズから姿を消したのだから。お客は従業員に尋ねる。「あの商品はないのか」と。改装当時、下鴨店の二階にある事務所の柱には 「お客さまから言われた物」という紙が貼られ、尋ねられた商品名が記入されていった。ナショナルブランドの名前が並んだ。「尋ねられたとき、どう対応するかだ」 と藤出社長は当時の対応を説明する。「もっとおいしい、もっと本格的な、こういう商品があることをきちんと説明できなくてはいけないのだ」と。京都で最も購読者数の多い京都新聞に、厳選した商品を一つひとつ取り上げて説明するシリーズ広告も出した。それだけではない。全商品に、商品名、メーカー名、簡単な説明を書いたPOPを付けた。社員四人で二カ月かかる大変な作業であった。その甲斐あってか、買い物客にも即座に変化が現われた。新装開店には付き物の、NBのしょうゆなどの目玉商品を並べたが、買い物客はそれらに目もくれなかった。POPを見、商品をじっくり見て買って行く滞店時間の長い店となつた。「一時間くらい見ている人も多かった。これはいままでとはちょっと違うなと感じた」と藤田社長は当時を振り返る。「いままでそういった商品が欲しい人は、京都市の中心街まで出かけていた。需要はあったのだが、それを見いだすことができなかったのだ」 (藤田社長)NBでも基幹商品の、売れ筋中の売れ筋は置くべきだろうかと最後まで思案した藤田社長だったが、その迷いも吹き飛んだ。

つづく