「2020AIM」という流通業界の専門雑誌に弊社が紹介されましたので、編集部のご了解を得てご覧頂きたいと思います。
『2020AIM』より抜粋 その4

少なくとも体に悪くない商品を求め続ける

「PBは好きではない」 みそなど仕様書を出して製造してもらっている商品もあるが「それも本当は好きではない」と、藤田社長は語る。理由は、それ以上の商品を発見したときに差し換えることができなくなるから。来店するたびに何か新しい発見がある売り場、変化し続ける売り場であり続けたいと藤田社長は考えている。食料品の買い物であっても、楽しさは必要だ。その大きなファクターとして、新しい何かを見つけることのできる″発見″があるはずだ。「商品の新陳代謝がないと博物館になってしまう。こういう店で一番気を付けなくてはいけないのは、博物館のようになってしまうこと」 (藤田社長)そのためには、継続的な商品開発が必要となる。正攻法の商品開発のほか、あらゆる機会をとらえて新たな商品の探求を欠かさない。外食に行ったときはもちろんのことだ。出張のときも高速を使わず、国道や県道を利用する。目に付いた食品を買って、食べてみて、おいしかったらその場で商談を済ませることも度々だ。それも単においしいだけでなく、冒頭で紹介した同社のホームページに記されたメッセージにもあるとおり、”少なくとも体に悪くない商品″を選び出すには、農産物ならば農業に関する知識、加工食品ならば原材料や製法に関する知識が必要だ。逆に、よい材料、正しい製法であっても、おいしくなければ意味はない。「同じ条件でも工房によって味が変わる」 ので、味見も欠かせない。同社のホームページには、「社長『食』 日記」という項がある。この日記を読むと、藤田社長が食に関する広範囲な知識を持ち、食の安全性に対する明確な尺度を持っている人であることはすぐにわかる。そして、「上村さんのトマト」をはじめ、いろいろな産地、農家を訪ね歩いていることも。余談になるが、農産物の仕入れ先である近郊の農家の土地を借りて、お客に農業体験をしてもらうことも昨秋から始めた。応募してきた一〇人ほどが、収穫だけを体験する″おいしいところどり″ ではなく、土づくりからの一連の仕事を体験するものだ。

つづく