今日、お客様からクレームの電話を頂戴した。茄子を洗ったら色素がひどく出て、手にも洗い桶も青く着色してなかなか取れない。フレンドフーズの茄子は着色しているのか?とのこと。茄子に着色するような話は聞いたことないし、農家はそんなことしても採算がとれないだろうと思ったが、念のために一度試してご連絡させていただくことにした。

今売場に並んでいるのは向日産の茄子だけなので、三本水洗いしてみた。いくら丁寧に洗っても色は出ない。力を入れてもみ洗いしても出ない。そこで、洗剤を付けて手で洗ってみた。出ない。やっぱり出ないなあ、と思いつつ念には念を入れて、洗剤の付いたスポンジで洗ってみた。出た。しっかり出た。

リンゴやブドウ、キュウリや茄子など、植物は自分の子孫を残そうと、その実を守るため「ブルーム」という蝋質を分泌している。茄子などに水をかけたらはじいてしまうのはそのためである。このお客様は茄子のブルームを洗い流してしまったため、水溶性の色素「ナスニン」が溶けだしてきたのだと思われる。お電話でそうご説明して、ご納得していただいた。しかし、茄子はほぼ100%水分で、栄養らしいものはポリフェノールであるナスニンくらいなのに・・・。硝酸過多のほうれん草などを茹でるとお湯に色素が溶け出すことがある。これは食べない方がいい。