サンマの旨い季節になった。今日鮮度の良いサンマが入ったので久しぶりに「りゅうきゅう」を作ってみた。「りゅうきゅう」とは大分の郷土料理で、琉球と書くのか、どういう由来なのかはまるで知らないが、子どもの頃よく母親が作ってくれた。しかし当時はあまり好きでなかった。

「りゅうきゅう」は本来サバを使うが、背の青い魚ならなんでもそれなりに旨い。大分には、ブランド品となってしまった関鯖・関鰺が佐賀関にあがる。小学一年から京都に来てからはほとんど食べなくなったのは、京都では当時鮮度の良いサバがほとんど入手出来なかったせいかも知れない。

サンマを三枚に下ろし、皮を剥いで細かく斜めに刺身にしておく。大葉・九条ネギを刻み、炒りたての白胡麻をたっぷりふりかけ、醤油も多めに注ぐ。それらを混ぜ合わせしばらく置く。それを炊きたてのご飯を丼に盛り、上にたっぷりのせてまぶしながら食べる、料理とも言えない料理だが、とにかく旨い。魚と醤油と胡麻の組み合わせが、なにやら口の中で化学反応を起こしたような旨味が涌きだし、大葉の香りとねぎの刺激がこれまた付け加わると、ご飯が大量に消費されるのである。

政府は減反政策などやめて、「りゅうきゅう」普及を農業政策の中心にすればいかがなものだろう。・・・と考えてしまうほどの旨さなのだ。是非是非お試し下さい。