2004年3月9日 |
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懇親会お開きの後。少々風邪気味だったので失礼しようと思っていたのだが、30名程で二次会をしたいので京都は地元だから会場を案内せよとのお声がかかり、祇園のなじみの店に案内することとなった。この店にはもう20年以上通っているが、今でこそカラオケ装置があるものの、それまではマスターがギター一本で演歌・民謡からアリアまで伴奏して歌わせてくれる「元祖カラオケ」である。 この店に来れば元気が出てはしゃぎまくるおバカな私。いつの間にか若手連中は姿を消していなくなっていた。後で聞けば夜の町へお楽しみに繰り出したそうな。いいなぁ。何で誘ってくれなかったの?(涙)宴たけなわであったがやはり体が持ちもせずお先にそっと帰らせていただいた。今考えてみるとこのときすでに、事件は奥深い所でその萌芽を切っていたのであった。 総菜担当者は張り切った。張り切りすぎてどんどんおかずを詰めて行き、大の大人でも食べきれない程の量になってしまった。さらに、ご飯を一番初めに盛りつけたのと、弁当容器の蓋が紙製で、密封できずに水分がどんどん抜けて行き、ご飯がとても容認できない程かたくなっちまったのであった。昼食は私の話を聞いて貰いながらであったので、つまり私と皆様が対面する形だったので、無理をされた方々が多かったのではないかと危惧している。会員の皆様ごめんなさい。普通のおべんとにしとけばよかったね。 研究会から何かしゃべってくれと頼まれ、話がへたくそで文章を書くのがよっぽどいい派の私であったが、三顧の礼を持って頼まれると(嘘だよ)嫌とは言えない。聖書のマタイによる福音書、新島襄の寒梅の漢詩等々を引用しつついいかげんな事を一時間ほど話したらしい。らしいと言うのは、自分自身殆ど覚えていないのである。それほどいいかげんな話しを致しまして、会員の皆様重ね重ねごめんなさい。 それが売れたのである。たまぷらーざの一角で二週間試食販売をして、何と400本以上売ってしまったのである。わたしはたまげた。こけた。普通できないよ。少なくとも私には無理だ。その後あちこちで試食販売に全国を飛び回って販路を広げていった。若さもあろう。しかし彼女たちの熱意と努力、行動力がお客様のご支持を得たことは誰しも否定しえない事実である。わたしはこう言う人達は好きだ。だからこそ、まだ詳しい内容は公表できないが、近くA社と協同で新規事業を計画しているのだ。 もともと私は「旨いものと酒はみんなのもんやんけっ」と言う主義だから、自分の会社と競合しない限りどんどん他社にも情報を差し上げてきたし、メーカーや取引先をご紹介もしてきた。彼女たちにも、私が仲良くつき合わせて貰っている(と勝手に思っているだけかも知れないが)全国のお店リストを差し上げた。中には私も同行して紹介したお店もある。今では彼女たちとはとっても仲良しになって、食事をしたり酒を酌みかわすのが私の楽しみの一つとなった。 「とっても仲良し♡」などと書けば、勘ぐる向きも有ろうが、私と彼女たちは「笑いの波長」が完全に一致しているのである。これは人間関係で最も重要な事だ。私の人に関する最大の評価基準は実にこの点なのである。また都会のお嬢様の感性とセンスでもって刺激を与えられるのは有り難い。つまり、オヤジがオヤジギャクを飛ばし、オヤジ自身はそれをオヤジギャグと気づかずにいるとき、「それはオヤジギャグよ。オヤジ」と言ってくれる存在なのである。この存在は得難い。 「会員は全て人格者である」「こうした中で、あなた方の振る舞い・言動は目に余る」 「よって世話人、相談役、蔵本等全員の総意で、会員に相応しくないから会則第14条2項に基づいて退会を勧告する」というものであった。 A社からFAXが送られてきたとき、私は笑ってしまった。すぐに電話で「あんたたち何したの? 押し込み?カツアゲ?淫行?・・・・ガッハッハ」しかし、お笑いで済んだのはここまでであった。 事態は急変する。2月28日頃、蔵の素研究会の幹部達は事も有ろうにA社へ退会勧告をしたと、会員各位にFAXをまき散らしたのである。蔵の素研究会の会員の中に複数存在する「隠れA社友の会」の一人が「姫様、このような回状が来ておりますぞ」とご注進におよんだ。内容は先の退会届と殆ど同様である。 送られてきたFAXを読み、私は青ざめた。「蔵の素研究会」VS「A社」ならお笑いのネタで済むものを、第三者である会員にこのような文章をばらまいてただでは済まないってことを幹部達は考えなかったのであろうか。私にはおっかなくてこのような事はとても出来ない。私は彼らの信じがたい幼稚さに青ざめたのである。 具体的事由も示さずただ「言動が非常識」だから退会勧告を通知したなどという文章は明らかに誹謗・中傷ではないか。「書いてはならない実例文例集」って本がもし有れば、もくじの「訴えられるよ、こんな事書いちゃ」の筆頭例文に上げられるような文章なのだ。ガハハハハッ。さすがに人格高潔で常識をたっぷりお持ちのステキな方々ですこと! もしこれがうちのアベルであったら、頭にはねじり鉢巻き、手には得物を持ってすぐに「出入りじゃ〜っ」となぐり込みをかけ血の雨を降らせる場面であるが、そこはやはり育ちの良いお嬢様達、「どうすればいいんでしょう」と相談され「よしよし白馬に乗ったおうじ・・・オジサマに任せなさい」と言うわけで相手方に対する飛び道具を用意する。以下は私が作った内容証明のたたき台である。つまり飛び道具。
このたたき台を彼女たちの弁護士に見てもらって出来るだけ早く出そうということになった。ところが弁護士さんは「送付された文書は、しっかりした内容で訂正の必要がないと思います。」だって(笑) 本物の弁護士にほめられちゃったよう。しかし内容証明とするには字数・行数の制限があるのでそこと細部はプロにお任せして3月4日についに投函したのである。 私のお友達に喧嘩を売るのは私に喧嘩を売るのと同義である。彼らもそこら辺は有る程度おバカでもない。覚悟の上なのだ。大笑いしちゃうのは、私には退会勧告をしたというFAXは来なかった。私は会員ではないので当然問といえば当然なのだが、同文章内に「又現地で見学、ご講演と一方ならぬご協力いただいたN様(T社社長)、藤田 勝様(フレンドフーズ社長)に深く感謝申し上げる次第です。」と有るのにである。普通、感謝の言葉は感謝する人に差し上げるのが じょ・う・し・き ってもんだろ?実に姑息である。下劣である。◯ンタマちっちゃいのである。 N会長を初めとする蔵の素研究会の幹部達よ。人品高潔で常識を併せ持つ責任有る人物なら、彼女たちの質問に逃げずに真っ正面から堂々と答えよ!そして再び私は言い放つ、一切の伝聞、想像、捏造、主観による情報は何の役にも立たないことを知れ。事実並びに真実のみで答えよ。卑怯にも逃亡を図るなら第二第三の正義の飛び道具が飛来すると覚悟せよ。 『蔵の素』がかわいそうである!(涙、、) |
「京都を食べる秋の行楽弁当フェア」2022年10月1日(土)~10月10日(月)
2022.09.25