台湾に来て必ず食するものの一つに「牛肉麺」がある。
台湾人にとっては、 日本においてのうどんや蕎、ラーメンの様に日常的に、或はお気軽に食べられる言わば国民食なのだ。牛肉麺専門店・屋台もあれば、サイドメニュー的においている店も多い。お昼は「牛肉麺食べるど!」と、工作員情報に基ずき目指したのがこの店「張記」だ。 この店、実に分かりにくい。狭い路地の中にある上、看板にも店名がちっちゃく書いてあるだけなんだもの。
牛肉麺はスープ・麺・具ともに店それぞれに特色を出しているが、基本は牛のスーブに牛肉のの煮込みをトッピング。ここ「張記」では醤油ベーススープに少し縮れた 太麺。スープはありがちな獣臭さがなく、讃岐うどんを思わせる腰がある。
先日、伊勢神宮側のおかげ横町で伊勢うどんを食べたが、讃岐の人が何も知らずに伊勢うどんを出されたら、発狂するだろうと考えただけでうどんを吹きそうになった。 具の肉はチックミート(頬肉)を使用していて、これだけで腹が一杯になるほどのボ リュームだ。牛肉麺は一杯約270円。
看板にある「鍋貼」とは焼き餃子のこと。「張記」は牛肉麺と焼き餃子を売りにしていて、テイクアウトの客もひっきりなしに売れて行く。おっちゃんが餃子、おばちゃんは麺を受け持つ。
ここの餃子は最近日本でも見かけるようになって来た「棒餃子」。良く水切りされた野菜と粗く叩いた肉のバランスがいいね。
近所にあれば毎日でも行きたいお見せてでした。焼き餃子は10個約135円なり。
昼食を終えMRTで移動し中正記念堂駅で下車。目的は南門市場だ。
どの国どの街を訪れても、その土地の人々が利用する市場を見るのは実に楽しい。 この市場は地下が肉・野菜・魚
等の生鮮食品の店が並ぶ。鶏肉なんて新鮮な事この上ない。
一階は乾物・調味料・加工肉等とお惣菜・麺類等の店が所狭しと並ぶ。
金華ハム買って帰れるものならなぁ。 ちょうどこの日は端午の節句(?)だった様で、総菜屋さんはどこもちまきの製造販売で大忙し。通路でせっせとちまき作り。味付けした餅米とピーナッツ に
卵黄・ 蓮の実・椎茸・豚肉を混ぜて
笹の葉でくるむ。
その動作の素早い 事! ちまきの山が出来て行く。
その後小龍包で有名な「鼎泰豊」の本店がある永康街へ。鼎泰豊は世界的に有名なんだけど、私的にはいまいち。永康街は近頃注目を集めるグルメ&ショッピング街で、各国料理 の店があり、若者が目立つ。でも、路地裏が面白いんだよね。
ちっちゃな公園の横にある「治堂」でちょっと休憩。
ここはお茶を販売しているお店なんだけど、奥にアンティークな家具があって、お茶を出してくれる。
疲れてしまってほっこりしてしまった。
商品であるお茶は少ない。 それは季節ごとに最上に美味しい物を選りすぐっているためなのだ。手水鉢にメダカ が・・・と思ったら、流石南国、グッピーでした。
永康街の南に昭和街というのがあって、確かに昭和の匂いが漂っていた。アンティー クショッブというより古道具屋が集まり、中にはゴミ屋敷?なんてのもある。
歩き疲れて、一旦ホテルに戻る事に。なんで紅葉まんじゅうの写真があるんだろう? と思ったが、近くで見たらレストランの宣伝でした。
続く・・・。